令和4年11月

令和4年11月1日に防災無線で放送した町長スピーチの内容を掲載しています。

2022-11-11

町長の松浦です。

大山では初冠雪を観測し、町内の山々は色づきを始めています。人形峠を越えて鏡野町・苫田ダムに続く紅葉は、私のおすすめスポットの一つでもあります。

今月は、水エネルギーを話題にしてみます。

9月議会の一般質問で、ゼロカーボンシティの宣言についての提案がありました。本町では、脱炭素社会への先駆けとなる水力発電所が6か所稼働しています。県企業局が運営する小鹿第一、第二発電所、中国電力の牧と下畑、下西谷発電所があることはよくご存じかと思います。さらには鳥取中央農協が運営する小水力の小河内発電所もあります。半世紀以上も前から本町の地形と豊かな水資源をエネルギーとして活用してきた歴史資産です。

これら町内の発電所で作られる電気の年間電力量を調べてみると、一般家庭の平均使用量に換算しておおよそ14,000戸分の電気を作っていることになります。現在中津ダムを水源とした二つの発電所では、県企業局から運営を託されたⅯ&C鳥取水力発電株式会社によって大規模な改修事業が進んでおります。町では、産業振興や、電気エネルギーの活用など環境との共生、持続するまちづくりを連携して進めるため、今年の6月にⅯ&C鳥取水力発電株式会社と連携協定を結びました。今後、町内で作られる電気の活用や産業振興など活力あるまちづくりに連携して取り組んでいきます。

コロナ感染症は、感染者が下げ止まり、増加に転じる兆しが出てきました。冬に向けてコロナ第8波とインフルエンザとの同時流行が心配されるところです。町の集団接種では、12月21日までに20回の接種日を設けております。他町に先駆けてBA4-5対応ワクチンの接種も行っています。接種券が届いた方から、早め早めの接種をお願いします。なお、中部の医療機関でもこれまでどおり個別接種ができます。また、乳幼児のワクチン接種も、中部地区の小児科医療機関で中旬ごろから接種が可能となります。ワクチンは一定の発病予防や重症化予防効果があります。これから寒さが一段と増してまいります。健康管理に努めましょう。

以上で今月のスピーチとします。

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