新年あけましておめでとうございます。町民皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は、一昨年同様新型コロナウイルス感染症の猛威が衰えることなく、日本中が感染拡大に見舞われました。本町においても、人の行動や経済活動が長期にわたる停滞を余儀なくされ、その影響は今後のまちづくりにとっても、計り知れないものとなっております。一方で、ワクチンの接種も進み、対象者の約９割の方が２回の接種を済まされました。町民皆さまが、マスクの着用、手洗いなど自らできる予防対策を講じていただいていることに感謝を申し上げます。

町政においては、町営バス「みささサンサンバス」が運行を開始。町内の光ケーブル幹線工事も完了し、次世代の高速通信環境が町内全域で整いました。教育面では、ＩＣＴ教育の一環として全児童・生徒にタブレット端末を配置し、ギガスクール構想をスタートさせたところです。

迎えた令和４年。三朝町政の２期目を担う本格的な年となることから、重責をひしひしと感じております。まちづくりの課題の一つとなる人口対策や人材育成では「交流と定住」ということがキーワードとなります。

長年の姉妹都市との交流においては、フランスのラマルー・レ・バン町とは、昨年交流提携30周年を迎え、台湾台中市石岡区とは今年15周年を迎えます。さらに国内の交流都市では、京都府城陽市とは15周年、滋賀県多賀町とは10周年を迎えることとなります。それぞれ多岐にわたる交流が図られ、多くの成果を感じているところです。これまでを振り返るとともに、多様な交流をさらに深めていきたいと思います。

終わりに、コロナ収束を願いながら、新しい生活様式を踏まえた地域活動の発展や文化の伝承、町内経済の回復に向けた行動を具体化し、町民皆さまと二人三脚で地域の総合力を高めるまちづくりを実現して参ります。

新しい年が皆さまにとって平和で幸せな年になることを願い、新年のごあいさつとさせていただきます。

三朝町長　松浦　弘幸