電柱に巣箱取り付け保護活動


NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部では、鳥取県や環境省が絶滅危惧種に指定しているブッポウソウ(写真)を保護するため、11月18日に会員ら10人が参加して下畑から大谷までのNTT電柱に七基の巣箱が取り付けられました。巣箱は縦横20cm×20cm、高さ60cmの四角柱でNTTの許可を受け針金で固定されています。
 この野鳥は夏鳥で、本州、四国、九州などで繁殖、冬には南方に渡ります。ハトほどの大きさで全長は約30cm、くちばしと足が赤く体は青緑色、飛ぶと翼にきれいな白い斑点が現れ、鳴き声は「ゲッゲッゲッ」。木製電柱の減少で急激に数が減り、現在では、わずかな数が生息するのみです。
 鳥取県支部では、会員が来春から巣箱を見回り、飛来状況などを観察する予定です。


60年ぶり「一般拝観」絶壁登り投入堂へ


 三徳山の国宝・投入堂で11月14日、諸堂の修復落慶法要と併せて、60年ぶりの一般拝観が行われ、全国340人の応募者から選ばれた男女3人が堂下の絶壁をよじ登り、投入堂へと入りました。
 拝観者は、それぞれの思いを胸に、お堂から千年の歴史を刻む眼下の風景を見つめて深々と合掌。「千年の歴史を肌で感じ感無量」「合掌する手が震え、涙があふれ出た」などの感想を述べました。