環境問題は、地球温暖化のような世界的規模のものから、私たちの身近なごみの問題まで様々ですが、すべての問題に対して、私たち一人ひとりが環境問題に関わっているという事実を認識し、資源循環型社会への意識を高め、環境への影響に配慮した暮らしを身につけていかなければなりません。

平成15年度のごみ処理状況

  平成十五年度中に三朝町から出されたごみは、可燃ごみが二千三百三十三トン、不燃ごみが七十九トンです。これを町民一人あたりに換算してみると、可燃ごみが二百九十四キログラム、不燃ごみが十キログラムになります。
 また、平成十五年度の資源ごみについてみるとビン・缶が九十九トン、ペットボトルが六トンです。これを町民一人あたりについて換算してみるとビン・缶が十ニキログラム、ペットボトルが一キログラムになります。
 これらの数値には、事業所から出されるごみも含まれるため、単純に町民の出すごみだと断定することはできませんが、三朝町が負担するごみ処理の経費についてみると、収集及び処理に係る経費として平成十五年度には、約八千八百万円がかかっています。
 鳥取中部ふるさと広域連合ほうきリサイクルセンターによると、住民のごみの減量・資源の再利用に関する意識は、年々高くなってきているものの、家庭から出されるごみには、分別が不十分なものが見受けられ、収集作業の妨げになっているようです。
 今一度一人ひとりが分別方法を再確認する必要があると思われます。
三朝町から出されたごみ(ほうきリサイクルセンター処理分)
 三朝町の一般家庭から出されるごみは、民間業者に収集を委託しています。このページでは、収集作業に携わる作業員の皆さんに、ごみ収集の現場で困っていること、住民の皆さんに守ってほしいことなどについて話していただきました。
@ビンの場合、濃縮ジュース、焼肉のたれ、めんつゆなどが残っている場合があります。こぼれると、まわりのビンが汚れてしまいます。自動販売機など事業所のマナーが悪いようです。
(有)三和運送ごみ収集作業員の皆さん
A分別ができていないごみ袋には黄色いシールをはって注意をうながしていますが、何週間もほったらかしたものがあります。ごみを出された方はもとより、その地域皆さんの責任で解決してください。
B分別されたビンは、大栄 町にある(株)鳥取再資源化研究所へ持ち込み、処理をお願いしていますが、分別が悪く、注意を受けることがあります。化粧品のビンが混じっていたり、ふたがはずしてないなど、確認してください。
C中が洗いにくいビン・缶は、不燃ごみです。(サラダオイルなど)中身を全部使ってから不燃ごみとして排出してください。
D可燃ごみのなかにガスボンベやスプレー缶が混じっていると、プレス(トラック)のなかで火災が発生する恐れがあります。危険ですので混入しないでください。
Eガス抜きされていないスプレー缶が積込時に破裂したときは、収集車も破損し、恐怖を感じました。
F三朝温泉では、カラス、ねずみ対策が必要です。ごみが散らかっています。
水切りが不十分な生ごみ
積み重ねられて破裂した可燃ごみ
缶に混じって出された化粧品の容器

ごみの分類

@可燃ごみ

A不燃ごみ

 生ごみ類、紙くず類、木くず類、布くず類、プラスチック類
▼生ごみは水切りを十分に
▼木くずは、厚さ五センチ、幅十センチ、長さ五十センチ以内(超えれば可燃性粗大ごみへ)
 金属類、陶磁器類、ガラス類(蛍光管、電球を含む)、その他(小型電気器具、傘、乾電池、電気コードなど)(一斗缶に入るもの)
▼化粧品のビン、食用油・ドレッシングのビン・缶を含む
▼割れたガラス
▼電気コードは五十センチ以内

Bビン類

C缶 類

 ジュースビン、洋酒(日本酒)の小ビン、ドリンクビン、調味料ビン
▼一升ビン、ビールビンは廃品回収または酒屋さんへ
▼中を洗い、ふたを外す
 ビール・ジュース缶、缶詰、菓子缶、カセットガスボンベ・スプレー缶(穴を開ける)

D紙・布類

E牛乳パック

 
 新聞、チラシ広告、雑誌、ダンボール、古着、毛布
▼分類ごとにまとめて結ぶ
 ジュース類のパックを含む
▼よく洗うこと

F発泡スチロール

Gペットボトル

 ▼汚れをよく落とすこと
  飲料用、酒類(本みりんを含む)、しょう油
▼よく洗うこと▼ふたと分けること

H可燃性粗大ごみ

I不燃性粗大ごみ

 木製家具、畳、障子戸、カーペット、ポリタンク、布団、電子カーペット等   電気製品(テレビなど家電リサイクル商品を除く)、電気こたつ自転車、金属製家具等