昭和52年11月1日
 三朝温泉を中心とした地域の観光商工業の振興・発展、さらに地域住民の文化教養活動の拠点施設として建設された「三朝温泉観光商工センター」がオープンしたのは、昭和五十二年十一月一日、今から二十七年前のことです。

 昭和五十一年十月に役場庁舎が大瀬へ移転したことに伴い、三朝温泉中心地の庁舎跡地を利用して”観光発展の中枢基地”三朝温泉観光商工センターの建設がなされたもので、完成したセンターは、一階には、三朝温泉観光協会、三朝温泉旅館協同組合、三朝町商工会の各事務所が配置されたほか、三朝温泉駅(当時は、旧国鉄が経営するバス路線が三朝温泉へ乗り入れていた)と観光案内所を併設。二階には、五十五人収容の中会議室、娯楽室、文化教養室などが、三階には、百三十人収容の大会議室と三十人収容の小会議室が設けられ、今日に至るまでの三朝温泉の発展を進める中心的役割を担ってきました。

 ところで、平成十三年一月に着工した「三朝バイパス」の三朝トンネルはほぼ完成しており、十一月下旬には、三朝温泉街をう回する新しいバイパスが通行できるようになる予定です。

 このことは、三朝温泉にとってみると、「三朝温泉観光商工センター」がオープンした昭和五十二年以来の大幅な環境の変化になると思われます。温泉地を訪れる観光客のニーズが多様化し、三朝温泉固有の魅力や温泉情緒が求められる昨今ですが、三朝バイパスの完成に伴い、温泉街の通行量は間違いなく減少すると思われます。この機会に、浴衣姿の観光客が心からリラックスして温泉地を楽しむことができる仕掛けづくりに向けた取り組みが求められます。