昭和二十八年に五カ村が合併して三朝町が誕生して以来、五十一回目を数える「町表彰式」が十一月一日に町総合文化ホールで開かれ、町政の振興発展のために尽力された方など九人と一団体が表彰されました。
 今回の表彰では、善行表彰として ◆多年、保護司として更生保護活動に尽力され、明るい社会づくりに貢献された大瀬の橋本重省さん ◆多年、町立小学校教諭として本町教育の振興に貢献され、現在の三朝町立東小学校校長で倉吉市の金田彰孝さん ◆本町の文化振興のため、長年、町の記念事業をビデオで記録し、貴重な映像を多数を寄贈された本泉の島木昭庸さん
 ◆地域振興のため、牧の桜づつみ中ノ島公園にソメイヨシノの苗木を植樹し、寄贈された牧の村本義春さんの四人が受賞の栄に輝かれました。
 このほか、全国及び中国地区における各種競技大会などで好成績を収められたとして東小鹿の鋤崎眞紀さん、神倉の林聖也さん、大瀬の伊藤研二さん、鎌田の加藤幸真さん、それに三朝町軟式野球部が顕彰に選ばれました。また、一〇〇歳の長寿を達成された穴鴨の谷口治江さんが健彰に選ばれました。
 表彰式に続いて吉田町長が「表彰された皆さんは、それぞれの分野で活躍され、三朝町の発展と地域活性化のために貢献いただいた方々です。今後ともますます元気でご活躍いただき、自立に向けたまちづくりにお力添えをお願いします」と式辞を述べました。
 町では、男女共同参画社会(※1)の実現に向け、「三朝町男女共同参画プラン」を策定します。これは、平成十一年六月に制定された男女共同参画社会基本法に基くものです。
 今回策定されるプランは、平成十三年六月に策定された鳥取県男女共同参画計画を勘案し、より住民の生活に密着した市町村において地域の実情や特性に合った取り組みを進めるための行動計画となるもので、既に県内では、四市十四町村で策定されています。(平成十五年六月現在)
 町では、このプランの策定に向け十人の委員からなる男女共同参画プラン策定委員会を設置し、平成十七年三月の策定を目指します。十一月二十二日に開催された第一回委員会では、吉田町長から委嘱状が交付され、計画策定の基礎資料とするための町民意識調査の内容が検討されました。委員の皆さんは次のとおりです。(敬称略)
▽野口裕子(委員長:町女性会議)▽山崎俊臣(副委員長:学識経験者)▽溪順子(町男女共同参画推進会議)▽安田範子(町民生児童委員)▽百本永子(町教育委員)▽岩世黎子(社会同和教育推進員)▽藤井美紗子(町商工会女性部)▽藤井俊子(町小中PTA連絡協議会)▽松田進(町保育連絡協議会)▽藤原賢治(学識経験者)
(※1)男女の性別に関わらず個人として尊重され、その個性と能力を十分に発揮できる機会が確保されることにより、社会のあらゆる分野において対等に活動し、責任を分かち合う社会(鳥取県男女共同参画推進条例の基本理念より)