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DVD化により、映像による温泉文化の情報発信を容易にし、観光宣伝や歴史的教材、映画専門機関での視聴など、幅広い利用が期待されています。 シンポジウムでは、冨田助教授がプロジェクトの概要を説明したあと、同大学COE推進機構の大西秀紀客員研究員、川崎市市民ミュージアムの川村健一郎学芸員、澤登翠弁士らが加わり、それぞれ「三朝小唄」をテーマにした研究の成果を発表しました。 それによると「当時、地方小唄の映画は数多く作られたが、残っているものは少なく、大変貴重」としたうえで「三朝小唄は、当時全国的に売れた民謡」であり「小唄や映画のヒットが三朝温泉の名を全国に広めた」。また「フイルムが撮影の舞台となった場所に残っていたことに感激した」とか「撮影隊を受け入れた当時の三朝温泉の歓迎ぶりがマキノプロダクションを動かしたのでは」、「77年の時が経過しているが、大岩や小さな温泉街、周辺の山々など当時の景色がそのまま残っていることが素晴らしい」など。 この映画で主演女優の岡島艶子さんが泊まったされる木屋旅館の御舩積さん(83)は、「三朝の人は、みんなで大歓迎したと聞いています。大岩の撮影シーンは今でも記憶にあります。映画のシーンを見ると風景は今も変わっていない。これからも大切に守っていかなければ」と話しています。三朝温泉では、贈られたフイルムを大切に保存し、時にはお客に芸妓さんが三味を弾き語りしながら、上映していたと言い伝えられています。 映画の撮影に沸きたった当時の三朝温泉。今回よみがえった映像は、そんな町の様子を写しながら、三朝温泉を発展させたいと願った街の人々の熱い思いをも映し出しているようです。 当時の三朝温泉の人々の熱い思いを今に伝える「三朝小唄」。ぜひ一度、ご鑑賞いただきたいと思います。 【問い合わせ先】 町役場観光商工課 (電話43-3514) |
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