今回は、9月30日から兵庫県で開催される「のじぎく兵庫国体」で空手道(形の部)鳥取県代表となり、通算9回目の国体出場を果たした角田正紀さん(34)=三朝町役場勤務 を紹介します。
 空手で師範の免許を持つ父・正義さんの影響を受け、小学校4年生で空手を習い始めた角田さんは、小・中・高校では、井上派糸東流慶心会倉吉支部に所属。尾崎明美師範の指導のもとでめきめきと上達し、高校3年で初の組手(高校生)第1位となり、北海道で開かれた「はまなす国体」へ出場します。
 卒業後は、大学へ進学し一時競技から遠ざかりますが、卒業後ふるさとの鳥取県へ戻り就職。現在の県国体空手競技監督との再会をきっかけに再び空手の道へと進み、働きながら本格的なトレーニングを始めます。
 その後、組手競技から形競技に転向しますが、地道な努力が実り、平成10年の神奈川国体を皮切りに平成16年の埼玉国体まで7年連続して出場。平成12年と15年にはベスト16に食い込む好成績を残しています。 昨年は、仕事の都合で出場出来ませんでしたが、今年は、そのブランクを感じさせない強さで県代表の座を再び勝ち取り、見事、9回目の出場となったものです。
 尾崎師範は「実力は十分。組み合わせは厳しいが、後はプレッシャーに負けない強い気持ちが持てるかどうか」として、連日夜遅くまで続く練習を見守ります。
 角田さんは「空手を通して勝つ喜びとその何倍もの負ける辛さを経験しました。何事も結果は大事ですが、謙虚さや忍耐、努力が求められる『過程』を大切にしたい」と話し、大会本番に向け、闘志を燃やしています。

 背中に”三徳山人“と書かれたTシャツをご存知でしょうか。「三徳山を守る会」が三徳山をPRする目的で製作したもので、三徳山開山1300年祭のスタッフなどが着用して頑張っている姿を見かけた人も多いと思います。
 各地域で進めている「地域協議会」の設立への動きも煮詰まってきました。地域の活性化に向けて活躍する人材として、元気な”小鹿人・三徳人・三朝人・高勢人・賀茂人・竹田人“となりたいものです。(青)