善行者など10人を表彰
 第53回 町制記念式

 昭和28年11月1日に5カ村が合併して三朝町が誕生して以来53回目を迎える「町制記念式」が11月1日、町総合文化ホールで開かれ、町内の各界からおよそ百人が出席。地域の発展のために尽力された方など10人が表彰されました。
 この式典は、従来は「三朝町表彰式」と呼ばれていましたが、半世紀を越える三朝町制の一層の進展を願うという意味合いを込めて、一昨年から「町制記念式」と呼び名を改めたものです。
 式典ではまず、参加者全員が国歌と町歌を斉唱した後、三朝町民憲章の唱和が行われました。吉田町長は式辞のなかで「53年間にわたり町民の真摯な努力により多くの課題を克服してきました。これからも町民が主役となり、活力ある地域づくりへ全力で取り組んでいきましょう」と呼びかけました。
 今回表彰された方は次のとおりです。
     (順不同・敬称略)

【善行表彰】
▽藤原義丈(今泉)
保護司として、更生援護及び青少年の非行化防止に貢献
▽加藤豊治(俵原)
区長として、地域振興に貢献
▽松原辰夫(片柴)▽布廣麗一(東小鹿)▽福枡公雄(片柴)
▽平尾富男(大瀬)
消防団幹部として、消防組織の充実強化と民生の安定に貢献

【顕  彰】
▽加藤秀治(鎌田)
平成18年度全国高等学校総合体育大会陸上競技四百mハードル5位入賞
▽小椋布久美(山田)
平成17年度第19回中国高等学校空手道選手権大会兼第25回全国高等学校空手道選抜大会中国予選会女子個人型3位入賞

【健  賞】
百歳の長寿を達成
▽米澤七三子(吉田)
▽吉田てるの(余戸)

 日本原子力研究開発機構(原子力機構)が8月10日から進めていた湯梨浜町方面地区のウラン残土を木地山地内の県有地へ持ち出す作業は、11月11日、最後の残土がトラックに積み込まれて方面の堆積場を出発。人形峠県境付近の仮置き場に運び込まれ、3カ月に及ぶ撤去作業の全工程が完了しました。
 撤去されたウラン残土は、今後同地で安全に保管され、来春着工し年度内に完成する予定の「レンガ加工施設」でレンガに焼成されます。
 計画では、平成23年6月までに、保管した残土の全量がレンガとなり、国内に約10カ所ある原子力機構の事業所などで歩道などの建設資材として使用するため、県外へ搬出されることになっています。
 原子力機構の石村理事は「予定どおり作業を終えることができ感慨無量です。今後は三朝町にもしっかり説明しながら進めていきたい」と話しています。