新生 三朝温泉観光協会が発足

”新体制”で活性化目指す

 新年度を迎え、事務局体制が一新された三朝温泉観光協会では、新体制での業務がスタート。三朝温泉を中心とする観光の町、三朝町の活性化に向けた取り組みが始まります。

 
 新生・三朝温泉観光協会は、(財)三朝町福祉事業団の解散にともない、長年にわたり固定化した観光協会の組織と職員配置を見直し、誘致促進課と業務課で構成。新しい時代の観光ニーズへの対応を目指します
 誘致促進課では、観光客の誘致と宣伝、イベントなどを担当、業務課では河原風呂やスポーツセンター、ふるさと健康むらなどの観光施設の管理・運営と構想中の「循環型温泉地」事業を担当し、協会の本部は、従来の観光商工センターから町総合スポーツセンターへと移りました。また、これにともない観光商工センターは、周辺のぼさつの湯や温泉広場と一体的に整備するなかで、ギャラリーや特産品の展示販売コーナー、イベント広場などを備えた「新しい観光案内の拠点施設」としてリニューアルされる予定です。
 職員体制は、従来の協会職員3人に加え新たに7人を採用。本部長には、町農林観光課次長の松浦弘幸さん(49)を迎え、合計11人の陣容となりました。
 職員の配置は次のとおりです。(順不同、敬称略)
本部長(兼誘致促進課長)松浦弘幸◆副本部長(兼業務課長)中村恭久
誘致促進課
▽庶務班長・竹部文人▽総務班主任・山崎真澄▽誘致班長・佐々木一郎▽誘致班スタッフ・山口智栄子
業務課
▽業務班長・浜本茂樹▽業務班主任・相生祐司▽業務班スタッフ・平尾文宏▽創作班・津村鋼
町総合文化ホール派遣
▽鈴木一郎

日本人の”観光“に対する意識が変わりつつあり、これからは欧米と同じく「ゆったり、のんびり、ゆとりのある」観光の時代がやってきます。そのなかにあって美しい三朝温泉を創造していくことは重要なテーマだと考えます。協会の職員が率先して取り組むことにより、地域住民の取り組みをうながし、まち全体が観光を意識した、レベルの高い「観光の町・三朝町」を目指します。
 その意味からも新しく「循環型」の温泉地づくりに挑戦しようと組織の見直しを行い業務課を新設しました。県内の温泉地では初の試みであり、循環型の美しい町づくりは、魅力的な温泉地として生き残るための大きな力になるはずです。三朝温泉が一致団結することにより必ず成功させたいと思います。