卒業制作「投入堂」町へ寄贈

 岡山県立岡山工業高校デザイン科三年生の万城可奈子(まんじょうかなこ)さん(18)-写真 が卒業製作の題材に投入堂を取り上げ、その模型を製作。3月8日には完成した模型を三朝温泉観光協会に寄贈しました。
 模型の製作は、昨年8月にスタート。万城さんは、実際に三徳山を訪れ、投入堂に登るなど資料収集をした後に現物の20分の1で図面を作成。一般の模型によく使われるバルサ材を用い、数百個に上る部品を一つずつ丁寧に組み立て、屋根の美しい曲線や梁などが見事に再現されています。
 寄贈された模型は、軽自動車の荷物室で運ぶこともでき、同協会では、催物会場へ持ち込み、三徳山のPRに役立てる予定。万城さんは「模型を見た人が、本物を見たいと感じ、三徳山を訪ねるきっかけになれば」と話しています。

若宮「天狗さん」を区民憩いの場に


 若宮には、背戸谷と佛ケ谷の間にある山の尾根に「天狗さん」と呼ばれる祠(ほこら)があり、毎年「天狗さんごもり」と呼ばれる行事が行われています。最近では、山林の荒廃が進み、祠に近づくことも容易でなくなるなか、祠へ向かう山道を整備したり、その周辺にサクラやツツジなどの花木を植えて、区民の憩いの場にする計画が持ち上がり、数年前から本格的な取り組みが始まっています。
 昨年は、賀茂地域協議会(鳥取県緑化推進委員会の助成事業)により提供されたサクラの苗木を植栽されたほか、今年3月16日には区民の有志による管理作業も行われました。
 参加したみなさんは、満開のサクラ並木の下で開かれる花見の宴に思いをはせながら、自ら取り組む集落の新しい魅力づくりに気持ちをひとつにしていました。

 三朝町商工会(松原弘文会長)は『町内消費10%アップで三朝を元気に』をスローガンに掲げて活動していますが、この度、町内の企業・商店の営業内容や特色を紹介する冊子「事業所案内」を作成し全戸へ配布。町民に町内消費を呼びかけていきます。冊子はA4版30頁で、業種別に173事業所の事業内容やアピールポイントなどが掲載されています。