世界屈指のラジウム含有量を誇る温泉が湧き出ることにより、大きな恩恵を受けている三朝温泉。マリー・キュリー夫人のラジウム発見の偉業をたたえ、温泉の恵みに感謝する祭典「第52回キュリー祭」が8月3日、4日の両日、三朝温泉街を中心に盛大に開催されました。ここでは、2日間に渡るキュリー祭の様子を紹介します。

キューリー祭を通じて育む「友情」
 4日にブランナールみささで開催された「キュリー祭式典」には、クリストフ・プノ駐日フランス臨時代理大使をはじめ、鳥取県、観光関係団体、地元関係者などおよそ200人が出席。式典は、三朝中学校吹奏楽部による日仏両国歌の演奏に続き、出席者全員がキュリー夫人の偉大な業績を偲び黙とうを捧げた後、祭壇に置かれた遺影に三朝温泉の発見にまつわる「株湯」からくんだラジウム温泉を献湯し、三朝温泉の更なる発展を祈念しました。
 吉田町長は式辞の中で「観光資源としてはもとより、ホルミシス効果により健康分野で注目が集まるなど、三朝町においてラジウム温泉は非常に大きな存在となっています。この三朝温泉や三徳山などの資源にさらに磨きをかけ、輝きある観光地づくりに全力で取り組んでいきたい」と決意を新たにしました。
 また、クリストフ・プノ臨時代理大使は「今年は日仏の交流関係が樹立され150周年の節目を迎えます。その中で三朝町では、52回にわたるこのキュリー祭において、キュリー夫人の業績をたたえてくださっており、これはフランスに対する友情の証であると大変感激しています」と、半世紀に渡りキュリー祭を開催する姿勢に、感謝の気持ちを表しました。
 続いて、西小学校6年の松原尚人さんが「三朝温泉はラジウム温泉として有名ですが、これはキュリー夫人がラジウムを発見したおかげです。またがんの放射線治療につながる研究にも取り組み多くの患者の命を救ったと思います。このようにラジウム発見をいろんなことに役立ててくださったキュリー夫人に感謝します」と、夫人の業績をたたえる作文を元気よく朗読しました。
 式典の後には三朝中学校吹奏楽部による「オーシャンゼリゼ」などの演奏が行なわれ、会場の皆さんから盛んな拍手が送られていました。