テレビの地上アナログ放送(テレビ画面右上に「アナログ」と表示されています)は、来年七月で終了し、地上デジタル放送(地デジ)に完全移行します。アナログ放送終了まであと一年を切った今、あらためて地デジの概要や今後の対応などについてお知らせします。

  地上デジタル放送は、従来の地上アナログ方式と比べ、より高品質な映像と音声を受信できる放送です。加えて、高齢者や障害のある方にやさしい字幕放送や解説放送が利用できるほか、いつでもデータ放送が利用でき、一週間先までの番組表がテレビ上で見られるなど、より便利に使えるテレビになります。
  デジタル化の大きな目的は電波の有効利用にあります。現在の日本では、通信や放送に使う電波に余裕がなく、過密に使用されているのが実情で、デジタル化によってこの問題を解消。余裕ができた約35%の電波を、交通事故の削減や緊急災害時の被害をより少なくするなど、安全で安心な暮らしのためなどに活用するのがねらいです。
  町内では、三朝高原に地上デジタル放送局「三朝中継局」が平成20年10月から放送を開始。電波状態にもよりますが、おおむね三朝地区と賀茂地区で屋外アンテナによる地デジの視聴が可能となっています。
  また、ケーブルテレビによる地デジの視聴が町内全域で可能となっており、現在はアナログとデジタルの両方が放送されるなど、完全移行に向けた準備が進められています。