現在、国民健康保険には町民の39%、世帯では61%の皆さんが加入されています。誰もがいずれかの保険に加入しなければならない国民皆保険制度のわが国において、国民健康保険は基盤的な役割を果たしています。
 こうした中、町の国民健康保険の医療費の支払い額は年々増加を続けており、平成15年度は対前年比20.9%の高い伸びを示し、大幅な財源不足が生じました。これは、加入者の高齢化や加入者の増加、また医療技術の高度化により高額な医療費が増加していることなどが原因と思われます。
 そこで、平成16年度は増え続ける医療費を賄うため、一般会計からの繰入金を4,780万円計上し、さらに国保会計の貯金(国保財政調整基金)を取崩し3,000万円を充てることにしましたが、なお3,550万円の財源不足が見込まれます。このため、議会の承認を得て、今回、5年間据置いてきた国民健康保険税の税率を改正しました。
 厳しい経済情勢の中、加入者の皆さんには負担増となりますが、安定した給付を行い、皆さんが安心して生活が送れるよう、健全な保険運営に努めていきますので、ご理解をお願いします。
【問い合わせ先】
  町役場町民課(043−3505)

糖尿病を予防しよう(3)

 シリーズでお伝えしている糖尿病予防教室シリーズの最終回(運動編)は、岡山大学三朝医療センターの温泉プールを活用して行いました。温泉の中での運動は、浮力を利用した水中歩行による心地よい疲労感と温泉のリラクゼーション効果によって、運動の楽しさを感じることができました。
 6回のこの教室の参加者の中には、適正体重に近づいた、ヘモグロビンエーワンシーが改善した、食べ過ぎを改めた、体が軽くなったと感じた等さまざまな良い変化がありました。この成果は、今年度の健診を受診して確認しようということになりました。
ヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)とは:血糖検査の一つで、検査前1〜2カ月の血糖の平均値 正常値は、5.4%以下

 平成15年度の基本健診の結果から、三朝町では、次の三つの検査値が特に悪いようです。
 高コレステロール
 貧   血
 耐糖能異常(HbA1c)
※糖尿病予備軍といわれます。