新年あけましておめでとうございます。町民皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

新型コロナウイルス感染症は発生から3年が経過し、ワクチン接種も進み治療の体勢も整いつつある中で、一刻も早い収束を願っておりましたが、令和４年の暮れから感染拡大に見舞われております。町民皆さまへの、マスクの着用、手洗い、換気の励行など自らができる予防対策についてのお願いもしばらく続きます。一方で、三朝温泉の宿泊客は、コロナ禍にあっても国内の経済活動と連動して、賑わいが戻りつつあります。町の子どもたちの活躍もスポーツや文化活動を通じてひときわ目立った一年でありました。

町政においては、三朝小学校の新校舎建設工事が始まり、光ファイバーによる伝送路を使った高齢者見守りサービスを試験的に実施しました。三徳山投入堂遥拝所も新しくなり、日本遺産の魅力発信の態勢も整ってきました。

迎えた令和５年。昨年から進めている温泉と健康のまちづくり事業の具体化、子ども公園の実現に向けて取り組んでまいります。町営の「みささサンサンバス」も２年目を走らせるなかで、利便性の向上や活用を図ります。人材育成では中学生のフランスのラマルー・レ・バン町と台湾台中市石岡区との交流を再開するほか、国内交流都市との交流もますます深めてまいります。

また今年は、三朝町が誕生して７０周年を迎える節目となります。「まち」と「ひと」個性が交響するまちづくりのもと、記念事業を通じて町民皆さんが楽しく交流する年にしていきたいと思います。

さらに、新型コロナウイルス感染症に影響されない社会生活の実現と町民福祉の向上を目指し、地域活動の発展や文化の伝承、町内経済の回復に向けた行動を具体化し、町の総合力を高め、輝くふるさとを創造していきます。

終わりに、新しい年が皆さまにとって平和で幸せな年になることを願い、新年のごあいさつとさせていただきます。

三朝町長　松浦弘幸