5月に入り農家の忙しい時期となりました。
今月は、農業振興の課題として、水田の持続について話します。本町の農家のうち約70%は兼業農家です。今、町の米作りは、担い手農家はもちろん、兼業農家に支えられています。しかし、高齢化の進行や後継となる若い方の農業との関わりが薄れてきており、水田の耕作放棄や減少が危惧されています。昔から、食料の生産のために田んぼを耕し、米を作り、そして多くの方は、自給分を確保した上で販売出荷するという形態がなされてきました。大切な資源である水田を守り活かすためにも、兼業農家の皆さんに農業(米作り)を続けていただくことが大切です。
このため、町では、昨年から兼業農家に対しても農業機械の購入補助を行っています。また、自分の労力に見合った農業を可能にするためグリーンサービスへの作業委託も進めてきました。そして、これまで通り、認定農業者に集約したり、集落営農を活用することも行っています。
一度荒れた水田は、なかなか元に戻りません、三朝町の水田農業の持続のために、少しずつでも農業に従事していただきたいと思います。
次に、4月末に、各地域に出かけての春の区長会を開催させていただきました。会議では今年度の主要な事業の説明、集落要望などの対応報告のほか、各集落、地域の課題について、意見を交換させていただきました。人口減少と、高齢化の現状において、地域と集落とのつながりや他地域との連携を深める時期に来ていること、集落要望への対応をはじめ集落の課題など、多くの意見をいただきました。
今月から、町の窓口証明書などのオンライン申請キャンペーンを始めます。来年3月まで、郵送料が無料となります。また、21日からは町の集団検診が始まります。皆さんが、年に一度は健康診断を受けましょう。以上で今月のスピーチとします。