新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、厳しい寒さのなかではありますが、希望に満ちた新年をお迎えのことと思います。
さて、昨年を振り返りますと、国政では、待望の石破茂内閣総理大臣が誕生し、地方創生2.0の取組みに向けて新たなスタートを切ることになりました。そして、我が町でも、いくつかの大きなプロジェクトが進展し、町の未来に向けて重要な一歩を踏み出した年となりました。このうち、温泉を活用した健康まちづくり事業や旧三朝小学校舎の活用方針などは、基本計画や構想などの基礎作りを行ってまいりました。
また、昨年秋には三朝小学校の校舎が完成しました。私が町長に就任した際から取り組んでいた小学校の整備は、任期中の大きな区切りであり、子どもたちの新たな学びの場を提供できたことは、町の未来にとっても重要な一歩であると感じ、大変嬉しく思っているところです。
迎えた令和7年。時代は大きな転換期を迎えようとしております。
人口減少への対策はこの町に生きる私たちにとって避けては通れない課題です。新たな地方創生では、若者と女性に選ばれる町づくりが大きな柱として取り上げられており、本町でも、人口減少への対応をとりつつ、子育て世帯への支援や定住支援を充実させ、子どもから高齢者まで暮らしやすい町づくりを進めることが急務だと感じています。時代の変化に合わせて工夫を凝らし、今を暮らす皆さんにとって快適であり、住み続けることのできる町づくりに向けていきます。また、町外からの移住者を迎え入れるため、住宅支援や生活支援を充実させ、定住を促進していきます。こうした取り組みを通じ、町が持続的に発展していけるよう、もてる施策を総動員して挑戦を続けてまいります。
コロナ禍からの回復を実感する中、観光客の増加も見られ、町全体が活気を取り戻しつつあります。今年も町民の皆さまと力を合わせ、さらなる町の発展と住民生活の向上に全力で取り組んでまいります。
終わりに、本年が皆さまにとって明るく、実り多き一年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。