三朝町定例町議会所信表明 (令和7年3月)

令和7年3月6日@役場議場

2025-03-24

 本定例議会に提案いたしました諸議案の説明に当たり、新年度に向けての所信の一端を申し述べ、議員をはじめ、町民の皆様に御理解と御協力をお願いするものであります。

 さて、令和6年度の町政を振り返りますと、課題となっていた諸問題について一定の目途がつき、未来に向けて前進した年であったと思っております。

 まず、令和4年から整備を進めてまいりました三朝小学校新校舎建設事業では、本工事が8月末に完了し、10月からは子どもたちが新校舎での学校生活を始めることとなり、子どもたちの新たな学びの場を提供できたことを大変嬉しく思っております。今後、隣接する中学校の生徒、教職員等との交流の機会も増えることから、教育委員会での協議結果を基に、小中学校の連携を進めていきたいと考えております。

 また、コロナ禍を乗り越え、三朝温泉や三徳山などの観光地の賑わいも戻り、折しも、先月の2月には、「日本遺産 三徳山・三朝温泉」が日本遺産に認定継続されるとともに、重点支援地域に選定されました。これまで御尽力をいただきました関係者、町民の皆様に対して深く感謝申し上げます。今後も残る課題への対応や、継続して、資源の磨き上げと情報発信に努め、日本遺産重点支援地域にふさわしく、全104地域がともに日本遺産ブランド力向上を目指す中において、他地域のモデルとして価値を高め、国の内外からお越しいただける観光地となるよう、より一層努力してまいります。

 一方で、温泉を活用した健康まちづくり事業や旧小学校の活用方針など、皆様の御意見等お聞きしながら基本となる計画や構想をまとめ上げた年でもありました。

 また、計画的に実施してきております三朝球場等スポーツ施設の再整備等を進めるなど、教育委員会とともに社会教育の一層の振興に努めてまいりました。三朝球場につきまして、スポーツ振興くじ助成金を活用しスコアーボードの新設やグラウンド等の大規模な改修を行っており、3月末には教育委員会主催のリニューアルを祝うイベントを予定しているところであります。

 それでは、令和7年度に重点的に取り組む事項について、主なものを御説明申し上げます。

 

 まず、地方創生に向けた取り組みでございます。
 国は、昨年12月に「地方創生2.0の基本的な考え方」を決定しました。これを受け、本町では、「若者・女性に選ばれる地域づくり」「誰もが安心して住み続けられるふるさとづくり」を念頭に置き、「新しい地方経済・生活環境創生交付金」をはじめ、国等の交付金を最大限に活用しながら、地方創生に向け重点的に取り組む年としたいと考えております。

 具体的には、「温泉を活用した健康まちづくり事業の実現」「日本遺産 三徳山・三朝温泉 を前面に出した観光戦略」「現在、構想中の旧三朝小学校を活用した新しい拠点づくり」「急速に進化するデジタル・新技術の活用」など、強力に推し進めるものでございます。

 また、令和5年8月に発生しました台風7号災害の本復旧に向け、現在、対応できる現場から全力で取り組んでいるところでございますが、引き続き関係機関等と連携を図りながら一日でも早い復旧を目指します。

 

 以上、新年度に向けた所信を申し述べましたが、令和7年度の予算編成に当たりましては、財政規律を守りながら、「笑顔と元気があふれ 輝く町」の実現に向けて必要な施策については、積極的に予算計上することとしたものでございます。

ページの先頭へ
ページの先頭へ