古民家×展覧会「言わずもがな」は無事に終了しました。
2日間総勢約100名の方が来宅。1歳~100歳を超える方と、幅広い年齢層の方に来ていただき、遠いところではお越しの方もいました。
この場を借りてお礼申し上げます。ご来宅いただき、ありがとうございました!
ここに越してきて早1年、様々な体験をさせていただきました。
町の情報を町外に発信する機会が多いですが、まだまだ知らない魅力が三朝にはあると感じています。言葉だけでなくヴィジュアルでもお伝えできればと思い作品にしました。
今回の展覧会では2種類の作品を展示しておりました。どちらも地域に焦点を当てたものです。
題して「人間のキャパオーバーサイズのポスター」&「町内に滝が50カ所もあるんだって」。
ポスターでは、日本遺産みたいに登録とかはされていないんだけど、ここすごくいい!!!って場所を、各地区ごとに1スポットを決めて合計6枚の大型ポスターを制作。
滝は50カ所ほぼ行かれた方が来られ話をすると、“あともう10カ所はあるよ”とのことです!つまり三朝町には滝が60カ所もあったんです!!!
生活と観光って別物ですよね。観光の魅力だと例えば絶景スポットでしょうか。
では生活での魅力って日常の中にあると思うんです。三朝町内には様々な魅力がある!そんな事を地域の方に言えば“言わずもがな”と言われるんじゃないかと。暗い夜道、仕事から家に返り、車のエンジンを消した後、ふと夜空を見ると星が綺麗だと思い見惚れる。町内でいつでも見ることの出来るような景色に作品として僅かに手を加え、日常こそに魅力があることを見つめなおせたら、との思いです。だから日常には無くてはならない“家”を会場にし、更には空き家利活用業務も担っているので、今回の古民家にて開催するに至りました。
開催時間は1日の中で分かりやすく陽が動く時間帯です。日常生活で無くてはならない“家”。その家で感じられる、影や光、四季の動き、そんな日常の魅力である“うつろい”もここで体感してもらいたくて、この時間に設定しました。
そんな日常の積み重ねが“三朝って良いね”って感じるんじゃないかと思うんです。
そして、その“良いね”ってのを町に伝える時が、地域づくりに必要なのかもと思うんです。
仮に町が人だとしたら、「その髪型似合うね」「良い声してるね」「そういう所すきだよ」って、何気ない事を伝えてもらえたら嬉しいと私は思います。
三朝町地域おこし協力隊 森田柾