三朝町定例町議会所信表明 (令和5年3月)

令和5年3月6日@役場議場

2023-04-05

本定例議会に提案いたしました諸議案の説明に当たり、新年度に向けての所信の一端を申し述べ、議員をはじめ、町民の皆様に御理解と御協力をお願いするものであります。

さて、令和4年度を振り返りますと、3年目を迎えた新型コロナウイルス感染症対策は新たな段階へと移行し、ウィズコロナにおける社会経済活動の活性化に向けた取り組みが本格化した年であったといえます。ワクチン接種も進み、関係者の皆様と力を合わせ様々な対策を講じてきたことが実を結び、三朝温泉や三徳山などの観光地の賑わいが、徐々にではありますが戻りつつあります。

そして、各種事業の再開や、懸案だった三朝小学校の新校舎建設工事が始まるなど、コロナを乗り越え、「笑顔と元気があふれ輝く町」づくりを着実に進めてきたところでございます。令和5年度も引き続きアフターコロナを見据え、更なる飛躍の年となるよう取り組む所存であります。

以下、令和5年度に重点的に取り組む事項について、主なものを御説明申し上げます。

温泉を活用した健康まちづくり事業の取り組み

はじめに、温泉を活用した健康まちづくり事業の取り組みについてでございます。天与の資源である温泉を活用して、町民の健康増進を図るための取り組みとして、令和4年度から基本構想づくりを進めておりますが、令和5年度はこれを形にするための基本計画を策定し、具体的な整備目標を挙げるなど、取り組みを進めて参ります。

ゼロカーボンシティの取り組み

次に、ゼロカーボンシティの取り組みについてでございます。本町は、先の三朝町議会臨時会におきまして、「ゼロカーボンシティみささ」を宣言いたしました。

本町の豊かな自然環境を未来に継承し、国際社会の一員として、2050年までにカーボンニュートラルを目指し、全世界で取り組まれる脱炭素社会の実現に向けて、わが町におきましても町民皆様や事業者の協力のもと、一体となって取り組む所存でございます。

多くの森林を保有するまちの役割として、温室効果ガスの排出量を削減する行動や、森林の持つ二酸化炭素吸収量をさらに伸ばす取り組みを進めて参ります。

国内・国際交流の再開

そのほか、重点的に取り組む事項として、コロナ禍で中断や縮小を余儀なくされていた国内・国際交流事業について、それぞれ大きな節目を迎えていることから、本格的な交流事業の再開を目指し、絆を深めて参りたいと思います。

町制施行70周年

これらのことに加えまして、令和5年度は、昭和28年に小鹿村・三徳村・三朝村・旭村・竹田村が合併し、三朝町となってから70周年を迎える年となります。

町制施行70周年という記念すべき年に当たり、各種の記念事業の実施を通して、これまで三朝町の発展を支えてこられた先人たちの御尽力に対して敬意を表するとともに、今後の更なる飛躍の年にして参りたいと思います。

以上、新年度に向けた所信を申し述べましたが、令和5年度の予算編成に当たりましては、第11次三朝町総合計画の中間点となることから、これまでの取り組みを点検し、後期の取り組みに繋げていくことを基本とします。

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