『令和4年度 第29回差別をなくする三朝町集会』を開催しました。
この集会は、町民の皆さんが、一人ひとりの命の尊厳と、人と人とのつながりの大切さを再認識し、誰もが安心して住み続けることのできる町づくり、人づくりを考える機会となることを目的としたものです。
今年度も新型コロナウイルス感染者が県内で確認されるなど、厳しい中ではありましたが、『一人がみんなのために、みんなが一人のために! お互いを認め支え合う心を育みましょう』というテーマのもと、各集落から多くの参加をいただき無事に開催することができました。
日時
令和4年11月6日(日) 午後1時30分~4時10分
会場
三朝町総合文化ホール(三朝町大瀬999-2)
参加者数
144名
人権講演会
本町ではじめての取組として「音楽と人権」をテーマに、講師に「友情のサビーナオーケストラ」代表の松本城洲夫さんと、演奏をアンサンブル・サビーナさんをお迎えして、音楽にまつわる話を聞いた後、その音楽を生演奏でお聞きしました。
松本さんからは、世界各地の音楽の背景に、様々な人権にかかわるエピソードなどが込められていることについて、わかりやすくお話をしていただきました。その後、アンサンブル・サビーナさん5名によるピアノと弦楽器による素晴らしい演奏をお聴きしました。音楽という新しい視点で人権を考える機会となりました。
人権標語
1 令和四年度東伯郡同和対策協議会 人権標語募集事業 入賞作品
〇 小学生の部 優秀賞
「うれしいよ 君の一言に 勇気をもらう」 三朝小4年 知久馬 優希
〇 中学生の部 優秀賞
「いつだって きみのみかたは だれかいる」 三朝中1年 濱中 克希
2 令和四年度鳥取県部落解放月間 三朝町児童・生徒人権標語優秀作品
〇 「ありがとうを たくさん言って いい気持ち」 三朝小2年 小林 蓮
〇 「うれしいよ 君の一言に 勇気をもらう」 三朝小4年 知久馬 優希
〇 「つらいこと がまんしないで 声に出そう」 三朝小6年 林 心菜
〇 「いつだって きみのみかたは だれかいる」 三朝中1年 濱中 克希
〇 「いじりでも 傷つく言葉 言わないで」 三朝中2年 福田 柚姫
〇 「踏んで見よう 発言の前に 言葉のブレーキ」 三朝中2年 寺坂 隆斗
人権弁論
三朝中学校生徒による人権弁論は、中学校が人権教育の一環として長年取組んでいるものです。クラスでのグループ弁論や学級弁論を経て、学年弁論で選出された生徒を代表して、1年生の津村明日菜さんに発表していただきました。
中学生の目線で、「これ変だな、おかしいな」と思ったことを独自に調べ、感じたことを素直に語られ、会場の参加者が真剣に聞き入っていました。
アンケートの結果
参加者の皆さんにアンケートに御協力いただいた結果、以下のような御感想をいただきました。
【人権講演会】
〇 法律から音楽までわかりやすく人権について正しく理解することができた。
〇 音楽と人権のつながりがあることを初めて知った。
〇 その曲ができた背景を聞いてから楽曲を聞くとイメージが変わりました。
〇 おもしろかったです。クラシックと人権の内容は大変興味深かったです。
〇 人権と音楽、絵画の深いかかわりを初めて知った。聞いたことのある曲や外国の歴史等も何も知らな
かったと認識しました。とても勉強になり、ありがとうございました。
〇 音楽を新たな視点で知る機会となりました。人権の根本を理解できたような気がします。
〇 演奏は大変良かったです。講演の話しが少し難しくて、できれば日常につながるものも入っていればと
思いました。
〇 素晴らしい講演と演奏ありがとうございました。はじめの人権の歴史知ることができました。併せて心
に響く演奏に酔いました。今回の企画に感謝です。
〇 今年も開催していただきありがとうございました。継続してやり続けることは大切です。ただ、今回の
講演は自分にはどうとらえていいのかわかりませんでした。時間が長くなったのが残念です。
【人権弁論】
〇 はっきりとした口調で三つの感染症を題材に自分の考えを主張されていてよかったです。
〇 説得力がありあらためて大切な見方や心得を教えていただきました
本集会の様子は、3月上旬に町内に全戸配布しました『人推協だより』に詳しく掲載していますので、ぜひご覧ください。
【お問い合わせ先】
三朝町教育委員会事務局 社会教育課
・電話 0858-43-3518
・FAX 0858-43-0647
・mail shakaikyouiku@town.misasa.tottori.jp